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 朝日新聞の2月19日付朝刊に「名編集者 早すぎる別れ」という見出しのコラム記事が載っていた。署名は「編集委員・吉村千彰」。
 

 講談社の名物編集者だった鷲尾賢也さんが69歳で亡くなった。いつも議論していた。葬儀で棺の中のお顔を見た今も、どこからか声が聞こえてきそうな気がする。



という書き出しで、故人の言葉をいくつも紹介している。
 

 感想はできるだけ早く。注文を付けるときは付け、内容をただす時はただす。提案し、仕掛けよ……

 僕は講談社の中で岩波書店をやってるんだ

 面白い作家がいるんだね

 取り上げてた本、どこがいいの?

 どうしてこんなに日本は急にファッショになってしまったのでしょうか



 世間的には無名の元サラリーマンの死を悼む新聞記事など、珍しい。この記者は読書面の担当の由だが、付き合いのある出版社の編集者のなかでも、鷲尾氏はとりわけ魅力のある人だったのだろう。

 小高賢の名をこの記者が知らないわけはないが、記事中にその名は一度も出てこない。あくまでひとりの編集者の姿を伝えるのだ、という記者の強い意志を感じた。


(2014.2.21 記)

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