最新の頁   »   短歌一般  »  酒井佑子歌集『空よ』刊行
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
IMG_20231215.jpeg

 昨日、小池光選の酒井佑子歌集『空よ』が届いた。発行元は砂子屋書房、奥付の発行日は著者の一周忌に当たる2023年12月24日である。

 装本は倉本修氏。表紙と内扉の模様は鳥だろうか。表紙の方はその模様の輪郭に凹凸を持たせている。渋い色味も相俟ってとても美しく、本を手に取ってまずそのことがうれしかった。

 本書刊行までは私も少しお手伝いさせてもらい、本書中に拙稿「酒井祐子年譜」が収録されている。ただし、企画全体に関わったわけではなく、本の頁をめくりながら「素敵な本でよいなー」としみじみ思った。

空よおまへの下にゐることのあと幾日かどこまでも空

  (2021年、180頁)


 書名に採られた一首。私の知らない晩年の作者の心境を伝える。全体的に伸びやかな口語調であることも印象深い。短歌人会という大きな結社の、活動的な仲間に囲まれて二十余年、彼女も時代の空気に十分に触れていたのだなと思う。

 このブログ記事を目に留めてくださった方全員、ぜひこの一冊を買って読んでください。そして、歌人酒井佑子の名を別の方々にも伝えてください。


(2023.12.15 記)

(同日 追記)


関連記事
NEXT Entry
真中朋久「安寧禁止」を読み、福田米三郎『掌と知識』のあれこれについて少考する
NEW Topics
短歌結社は#MeTooの告発にどう対処したか(3)
短歌結社は#MeTooの告発にどう対処したか(2)
短歌結社は#MeTooの告発にどう対処したか(1)
歳の初めに
真中朋久「安寧禁止」を読み、福田米三郎『掌と知識』のあれこれについて少考する
酒井佑子歌集『空よ』刊行
『チメイタンカ』を楽しむ(3)
『チメイタンカ』を楽しむ(2)
『チメイタンカ』を楽しむ(1)
あふれば? 『ラツパと娘』の歌詞の不思議
コメント
Trackback
コメントを書く
 管理者にだけ表示を許可する
ブログ内検索
和爾猫より

和爾猫

Author:和爾猫
-
主に近現代の短歌について調べています。
同じ趣味の方がいらしたらうれしいです。

情報のご教示などいただけたら、
さらにうれしいです!

検索フォーム
最新トラックバック
QRコード
QR

CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930