職場のテーブルの上に岩波新書の永田和宏『現代秀歌』があったので「おおッ」と思い、何気なく手に取ってパラパラ頁をめくっていたら、第一刷(2014年)で前川佐美雄の一首、
を引いていたのが、この本(第五刷、2016年)では一字異同があり、「白痴の僕」になっている、ということを発見した。ざっと見たところでは、そう改めた理由はとくに記していない。第一刷の「白痴の我」は以前の記事で取り上げたとおりで、誤写というわけではないのだが、増刷の際になぜそれを改めたのだろうか。
(2017.2.4 記)
ひじやうなる白痴の我は自転車屋にかうもり傘を修繕にやる
を引いていたのが、この本(第五刷、2016年)では一字異同があり、「白痴の僕」になっている、ということを発見した。ざっと見たところでは、そう改めた理由はとくに記していない。第一刷の「白痴の我」は以前の記事で取り上げたとおりで、誤写というわけではないのだが、増刷の際になぜそれを改めたのだろうか。
(2017.2.4 記)
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