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 なにゆゑに室(へや)は四角でならぬかときちがひのやうに室を見まはす

   前川佐美雄『植物祭』(1930)



 この歌の上句は「なぜ部屋の形は四角でなければならないのか……」という意味だと思っていたが、よく考えてみるとそうは読めないようだ。「四角でならぬ」は難解すぎる。

 高野公彦編『現代の短歌』(講談社学術文庫)にこの歌が入っているが、高野さんはどう解釈しているのだろう。


(2013.11.14 記)

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コメント
7
何の疑問も持たず「四角でなくてはならぬか」という意味に読んでいましたが、確かによく考えると、言葉の上ではそうではないですね。この歌は有名ですが、これまで誰も指摘していなかったことのように思います。

8
 私の書いたとおりで、大丈夫ですよね? アンソロジーでわりによく見る歌なので、皆さんどんなふうに読んでいるのだろう、ひょっとして自分がえらい勘違いしているのか……などといろいろ考えましたが、松村さんのコメントをいただいてホッと一安心です。

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