最新の頁   »   葛原妙子  »  葛原妙子『原牛』の衍字(追記その2)
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 筑摩書房版『現代短歌全集』は各歌集の初刊本を集めたもので、第14巻(1981)所収の『原牛』も当然初刊本の本文を採っている。しかし、例の1首だけは三一書房版と同形(唐突にわれのきたりし高原に青樅匂ふ さびしくありける)である。

 この本が刊行されたとき、葛原本人はまだ健在。推測するに、初刊本の本文を不審に思った編者が葛原に問い合わせ、葛原は三一書房版の本文を教えた、ということだろう。編者の手元にあった初刊本には、誤植訂正の紙が挟み込まれていなかったと見える。


(2013.11.12 記)

関連記事
NEXT Entry
氷湖の歌について
NEW Topics
川野里子『葛原妙子』について(6)家族こそ他者……
川野里子『葛原妙子』について(5)渡橋をくぐり……
川野里子『葛原妙子』について(番外)
川野里子『葛原妙子』について(4)ヴィヴィアン・リーと葛原妙子
川野里子『葛原妙子』について(3)塚本邦雄の処女幻想?
川野里子『葛原妙子』について(2)第一歌集の異版?
川野里子『葛原妙子』について(1)追記あり
ニホンカジンか、ニッポンカジンか
すぐには信頼できない資料 その2
すぐには信頼できない資料 その1
コメント
Trackback
コメントを書く
 管理者にだけ表示を許可する
ブログ内検索
和爾猫より

和爾猫

Author:和爾猫
-
主に近現代の短歌について調べています。
同じ趣味の方がいらしたらうれしいです。

情報のご教示などいただけたら、
さらにうれしいです!

検索フォーム
最新トラックバック
QRコード
QR

CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031