最新の頁   »   短歌一般  »  桐谷侃三と篠弘(追記)
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 山名 例えば桐谷侃三が善麿の『六月』を非難して書いたでしょう。善麿は篠弘の師匠さんなんだよ。そういうものを完全に忘れるということ無理だと思うんだな。
 平山 ただですね。青丘先生の追悼号に篠さんが書いてくれましたでしょう。非常に真摯な態度で桐谷侃三の事件を青丘先生が対処してくれたと。僕はあそこで凄い方だなあと思いましたが。
 鈴木 あれでこの問題を終りにしよう、と整理が出来たみたいなことを言ってるでしょう。でも僕は百パーセント否定はしないけど、追悼号だから書いたなあと思いますね。青丘先生の生前にどうして書かなかったのかなあ。

(座談会「二十世紀と潮音短歌、そして二十一世紀へ」太田絢子・蝦名五郎・山名康郎・藤田武・鈴木隆夫・平山公一・緒方恵美子、『潮音』1999年8月)


 私の知るかぎり、鈴木隆夫氏はただひとり、篠弘「青丘氏の犀利な歴史認識」への違和感を私以前に表明した人である。私とは視点が違うが、要するに、もっと早く書けばよいものを「どうして書かなかったのか」と。

 当然の疑問だと思う。


(2016.6.20 記)

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