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 坂本スミ子が歌うオリジナルバージョンの「戦争は知らない」を初めて聴いた。あれ?と思ったのは、有名なフォーク・クルセダーズのカバーとはメロディーが一部違うこと。「涙が出るの」の部分が違うのだ。後のカルメン・マキ、本田路津子、加藤登紀子……その他たくさんのカバーは、いずれもフォークルの方のメロディーで歌っていたわけだ。

 歌詞もオリジナルとフォークルのバージョンで違うようだ。もっとも、こちらは微妙な違いで、気にならない。

 作詞、寺山修司。曲ともども、アメリカのフォークソング「花はどこへ行った」の影響を受けていると言われていて、実際そうなのだろうが、それでも寺山が書くと寺山の世界になる。夕日は必ず赤く、必ず荒野に沈む——。嘘っぽいのに、どうしてこうも胸にしみるのだろう。


  戦争の日は何も知らない
  だけども私に父はいない
  父を想えばああ荒野に
  赤い夕日が夕日が沈む



 ネット上に坂本スミ子の歌が見当たらないので、リンクはフォーク・クルセダーズ→→http://www.youtube.com/watch?v=xuqBOePNV_w


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