最新の頁   »   短歌一般  »  『率』4号を読む(2)藪内亮輔
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淀川が遠くにひかりゆびさきにひとつの花がひらいて枯れる
わたしたらすぐに燃えるよ きをつけて わたしたちが燃えたらあつめて


  藪内亮輔



 一連に付けられたタイトルも写そうと思ったが、たいそう長いので省略。一首目、指先の花がささやかで愛らしい。

 この作者は言葉の音の響きと拍子を注意深く取り扱う人のようだ。平仮名を多用するのも、その姿勢の表れだろう。

 二首目、渡したら? 私たら? 私達? 渡した血? 燃えかすを集めてほしいのか、それとも人を集めてほしいのか、どちらだろう?


(2014.10.6 記)


 藪内さんのお名前の字の誤記を訂正しました。藪内さん、すみません。

(2014.10.8 記)

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