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春風を受けつつゆるき坂道を跳ねのぼりゆくぎんの空き缶

   松村正直



 一瞬「ん?」となった後、「お!」。ただ音が聞こえているだけではない。「ぎんの空き缶」とあるからには、もちろん見えているのだ。何がって、空き缶を蹴りながら坂道を登ってゆく少年の姿が、さ。


(2014.9.10 記)

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