最新の頁   »   短歌一般  »  『塔』2014年8月号(1)
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加

父の日も母の日も無いあの頃は父の座があり母の座があり

  阪上民江



 『塔』に載るこの人の歌を、毎号楽しみにしている。今号では上の一首が印象に残った。時代認識の裏に回想の気分を潜ませる一首だが、何よりそのテーマを支える口語調のレトリックが手堅い。日と座の字の入れ替えだけでなく、「も」と「が」の響きの差、一回だけの「無い」に対して二回繰り返す「あり」。それらがいずれも軽薄な現代と重厚な過去の対照を強調する。


(2014.9.8 記)

関連記事
NEXT Entry
『塔』2014年8月号(2)
NEW Topics
窪田空穂と会津八一(4)
窪田空穂と会津八一(3)
窪田空穂と会津八一(2)
窪田空穂と会津八一(1)
川野芽生「私達が聴かなかった声」メモ
染野太朗「異化について」メモ
瀬戸夏子「デザインの書」メモ
大井学「浜田到の百年」メモ
『ねむらない樹』vol.1を読んで(3)
北村早紀の高島裕批判について
コメント
Trackback
コメントを書く
 管理者にだけ表示を許可する
ブログ内検索
和爾猫より

和爾猫

Author:和爾猫
-
主に近現代の短歌について調べています。
同じ趣味の方がいらしたらうれしいです。

情報のご教示などいただけたら、
さらにうれしいです!

検索フォーム
最新トラックバック
QRコード
QR

CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930