最新の頁   »   短歌一般  »  利玄の1首に関する先行註
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 先の拙文は「木下利玄『銀』初版本評釈(上)」の抜き刷りが届いた晩に興に乗って書き散らしたのだが、翌日気になって、菱川善夫の註(日本近代文学大系『近代短歌集』角川書店、1973)を見ると、

淫れ女が着ものしんなり湯上がりのからだにつくる昼のこゝろね



の1首について、

 

「こゝろね」は奥の深い心情。昼間の湯あがりのからだを、しんなりと着物につつんだところに、たわれ女の深い心を思いやった。



とあるではないか。「からだを……着物につつんだ」とは、結局「着物をからだに着ける……」という私の解釈と同じだ。ということはつまり、田中・山田両氏は、菱川註に対して異論を述べていたわけだ。

 先行註を紹介し、それに納得しない理由まで記してもらえると、わかりやすいのだが。
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