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 こととへば秋の日は濃きことばにてわれより若きガルシア・マルケス

   山中智恵子『神木』(1986年)



 下句のためにこの歌を引いたのだが、あらためて口ずさんでみると上句が独特。意味するところはかぎりなく淡く、ただ言葉だけが美しい。

 壮大な神話的世界を創出する作家が自分より年下——そのことに驚くのは、普通の人の感覚である。感覚として不可思議な上句と普通の下句の同居がこの歌の魅力だと思う。


(2014.4.18 記)

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