最新の頁   »  2019年01月13日
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 永田和宏『現代秀歌』(岩波新書、2014年)が春日真木子『北国断片』(1972年)から

憐れまるより憎まれて生き度し朝々に頭痛き迄髪ひきつめて結う


という一首を採ったことについて、私は当ブログで否定的な意見を述べたことがある。春日自選の『自解100歌選春日真木子集』(牧羊社、1988年)にその歌が見えないことを指摘し、それを選ばれるのは春日本人も不本意だろう、とも書いた。

 ところが、『現代短歌』2月号の特集「第一歌集の頃」を見ると、春日の『北国断片』自選五首のうちにその一首が入っている。ということは案外、作者本人にも愛着のある歌だったか。あるいは、永田の評価を知って、本人の評価も少し変わるところがあったか。

 いずれにしても『北国断片』にはもっとよい歌があるというのが私の意見で、たとえ作者本人に反対されても、それは変えようもない。


(2019.1.13 記)

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Author:和爾猫
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